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美術館が冬眠します。よかったらそれまでにぜひ、おいでください!紅葉もはじまります🎨

モロビ(モロハシキンダイビジュツカン)ではよくSNSなどで"冬眠する美術館"とうたっています。ちなみに今年は2023年11月13日〜2024年4月19日まで冬眠を予定しています。

なぜ冬眠するのかというと、私たちは磐梯山の麓にあって、豪雪地帯のため。厳しい冬…除雪作業や凍結への対応にかかる予算を考えると、冬に開館するのがなかなか難しいのです。なので冬眠中は次の年に控える展覧会の仕込み作業を行います。展覧会の準備には館内設備の細かな補修やグッズ・カフェの企画なども含まれます(よろしければ美術館の仕事の一部を動画でご覧ください)。表向きには眠っていますが、厳密には眠っていないんですよ。

せっかくですので、寒くなる前に冬眠中の様子や周辺の風景を画像でご紹介します。また、これから迎える秋の様子もすこしご紹介。「今年こそは行きたい!」そんな風にお考えいただいている皆様、ぜひ冬眠前にいらっしゃってください。お待ちしております。

この景色、冬はどうなる??(2022/08/25撮影)

鮮やかだった世界が真っ白に!

色が消え、白銀の世界が訪れます。イリュージョンでも起こったかのように池が消え、建物の1/3が雪で埋まってしまうのです。スタッフのファッションからも色が消える珍現象も…唯一の色味といえばカラフルなスコップでしょうか。雪に刺さる光景はどこかバースデーケーキのロウソクのようでもあり、それがどこかシュールなのでした。

イリュージョン!池が消えた!(2023/01/27撮影)
丸かぶりに当人たち赤面!カーキのトップス×黒いパンツ×黒い靴(2021/12/01撮影)
ケーキのロウソクのよう!?相棒のスコップたち。(2022/02/01撮影)
敷地内を流れる長瀬川の分流。雪によって川幅も半分程度に。(2022/02/01撮影)
丸い街灯に雪がこんもり。なんだかリーゼント風!?(2022/02/01撮影)
美術館の発掘作業!?はよ春よ来い。(2022/03/04撮影)
向こうに見えるのは磐梯山。溶け始めた池にスカッと山が映ります。(2022/04/05撮影)
2022年は4/27からの開館でした。ある程度、雪も溶けてホッと一安心。(2022/04/012撮影)
GW中も太陽を逃れて雪が残っていることも。逃げ惑う姿は割と可愛い。(2022/05/04撮影)

哀愁漂う雪景色

<北塩原村>バス停「裏磐梯高原駅」。埋まりかける時刻表。(2022/02/01撮影)
※尚、路線バスの運行は磐梯東都バスから会津バスにかわります。運行時刻に変更はありません。
<猪苗代町>猪苗代湖名物『しぶき氷』。逃げたくなるほどの極寒の地!(2023/01/04撮影)
※しぶき氷までの道程など撮影した動画はこちらから!
<猪苗代町>白い鳥居が趣ある「土津神社(はにつじんじゃ)」。紅葉でも有名です。(2023/01/04撮影)
<猪苗代町>猪苗代湖に飛来する白鳥の背景に見えるのは観光船「はくちょう丸」(左)と「かめ丸」(右)。かめ丸寒そ〜。(2023/01/04撮影)
<磐梯町>「雪と柿」という牧歌的光景は令和にも健在!背景に見えるは史跡慧日寺跡(しせき えにちじ)。(2023/01/04撮影)

いよいよクライマックス「秋」へ

モロビがある裏磐梯(うらばんだい)と呼ばれるエリアは県内でも随一の紅葉スポット。大小様々な湖沼の水面には、鮮やかな木々の色づきがうつり込み、味わい深い光景が広がります。気づけばスマホや一眼レフのデータも一杯に。空き容量多めでお越しください!

赤 × エメラルドグリーン。五色沼湖沼群の一つ「毘沙門沼」!(2022/10/28撮影)
磐梯吾妻レークラインから見ることができる、ベルベットの絨毯。(2022/10/29撮影)
11月に入ると葉がすべて落ちてしまった木も所々に見られ、冬の気配が漂い始めます。(2021/11/04撮影)
<番外編>ハロウィンの翌日には館内にツリーが登場。だいぶ早めのメリークリスマス!(2022/11/01撮影)

そして冬眠 💤

残すところあとわずか。とその前に、美術館スタッフは10月下旬には雪が降る可能性があるため、スタッドレスに履き替えなければなりません。今年の最終日は2023年11月12日(日)。お車でお越しの際は皆様も冬の装備でおいで下さい。

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